家計では何ができますか?
家計でお金を増やす場合、今すぐできることはなんでしょうか。
・水道光熱費の節約
・余計なものは買わない
・お酒の量を減らす 等々
今すぐ!と言われると支出を下げることを考えると思います。
今すぐ、と言われなくても、そうかもしれません。
社会保険料は年々増加します(4月からまた上がります)。
給料が変わらないと手取りが下がります。
給料が上がっても手取りが増えないってこともあります。
支出を減らすのは会社も同じ
会社にお金を残すなら、家計と同じです。
支出を見直すこと。
案外固定費でお金が漏れてることがあります。
例えば、会費。
「経営者仲間に誘われて入ったけど、参加していない会合があって、その月会費に3万円払っている。」
なんてことがありました。
他にも、通信費を見直したら、
私「ヤフーとドコモにネット代払ってるみたいですけど、間違ってないですか?」
A社長「え?半年前くらいにヤフーに切り替えたんだけど…。あ!これ解約漏れだ…。」
これらはウソのようなホントの話です。
節税する前に余計な支出を減らす
固定費の削減を推奨するわけではありません。
固定費を見直して、余計な支出を減らすことをする、ということです。
特に、会計は経理担当者と会計事務所にお任せしている場合は、「無駄遣いをしていないはずだ」という思い込みを一度捨ててやってみてください。
先の例では、月会費の3万円とネット代等その他2万円で、月5万円の節約になりました。
年間では60万円になります。
売上を上げずにこれだけの利益が増えるわけですから、営業利益が増えて、銀行評価の上がる決算書が作れます。
ここで重要なのは、節税をしないということです。
何のために節税するのか
節税がいいという思い込みで、余計な支出を増やしている経営者を多数見てきました。
節税してお金を減らして、銀行評価を下げて、調整できなくなるなんて、自分で自分の首を絞めているだけです。
賢い銀行員は、その辺も見ています。
貸借対照表を5年くらいの推移で見て、保険積立金が一気に増えていれば、ここで保険に加入したのかな?という推測ができます。
そして損益計算書をみれば、節税のためなのかということはだいたいわかります。
あとはその情報をもって社長に質問します。
銀行はそれを聞いたからと言って、それがいいのか悪いのかの判断は言いません。
そうですか~、まぁ社長の判断ですからね~って言うくらいです。
中小企業の場合、銀行特有の見方で決算書を見ますので、その辺りも知らないと、黒字なのに融資を断られるということもあるので、気を付けたいですね。
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