プライドが邪魔をする
こんにちは。伏見です。
自分の非を認めるということは、難易度が高いと思います。
プライドが高い人ほど、認めようとしない傾向があります。
自分に間違いはないと思っていれば、そうですよね。自分は悪くないという発想になりますからね。
プライドが邪魔をしている悪い例です。
あなたの身近にもそんな人はいませんか?
精神的な成熟
成長ってどういう意味でしょうか。
辞書の意味では、【育って大きくなること。一人前に成熟すること。大人になること。物事の規模が発展して大きくなること。】(weblio辞書)
このような意味があります。
身体的に大きくなることもそうですが、精神的に成熟することが成長であるということです。
ここでは『大人の成長』としての意味で扱うので、精神的な成熟とはなにかというこにフォーカスしたいと思います。
人の成長は『今』を素直にみれるかどうか
精神的な成熟とはどういうことでしょうか。
これを読んでいるみなさんはどうお考えでしょうか。
ちょっと考えてみてみましょう。
立派な考えができること。
人の痛みがわかること。
思いやりがあること。
お客様のことを考えて行動できること。
状況がつかめること。などなど。
こんな考えもありますかね。
確かに、こういったことってとても大事です。
お客様のことを考えて行動するということは、サービス業だけでなく全ての業種において必要な行動ではないでしょうか。
そしてそのような行動をしてほしいと願っている経営者も多いと思います。
もちろん、こういったことが最初からできれば最高ですが、きっとそうではないですよね。
どうでしょうか。
過去のご自身を振り返ってみて、最初からお客様のことを考えて行動することはカンペキでした!と自信をもって手を挙げられますか?
最初は、どうすればお客様のことを考えて行動できるようになるのか、思考錯誤された方もいると思います。
お客様のことを考えて行動したつもりが、逆にお客様に怒られてしまったという方もいると思います。
考えて考えて結局行動できずに、先輩から『考えてないで行動しろ!』って言われた方もいるかもしれません。
『どうすればお客様のことがわかるのでしょうか?』と先輩に聞きまくった方もいるかもしれませんね。
チャレンジしようとしたいろんなパターンがあると思います。
それって、なぜチャレンジしようとしたのでしょうか。
チャレンジしようとした『理由』はなにか。
それは、『私はお客様のことがわからないから』。
つまり、自分の『今』を受け入れて改善したいから、ということです。
【こうなりたい!】と思うとき、それは自分の今を変えたいときですよね。
『今』を素直にみれているということなのです。
『今』がわかるから『改善』できる
そんなこと当たり前だよ!って思いますよね。
そう、当たり前なんです。
今どういう状況がが分からなければ、改善はありません。
もっと言えば、変えたらもっと良くなる原因は自分にもあるということを理解することが、改善の第一歩です。
これは最初はみんなできていたはずです。
しかし、いつの間にかできなくなる。
それはなぜか。
『プライド』のせいです。
『自分はこれだけのことをやって成功した』『自分はこうやってきたからうまくいった』『自分のやり方は間違っていない』
こういった過去の成功体験がプライドになり、邪魔をしています。
過去の成功は過去の話です。
それが今も通用するものもあるかもしれませんが、はっきり言って別問題です。
表面ではなく、核をみる
『今』どういう状況なのかを冷静に俯瞰してみれるかどうか、改善ポイントはどこにあるのかを見極める、現状分析力がより一層求められています。
表面的な問題はすぐに発見できます。
しかし、それを解決したからといって、よくなるかどうかはわかりません。
なぜなら、根本的な問題が解決していない可能性があるからです。
現状分析した結果、問題が見えてくる。それは問題の根本的な部分なのかどうなのか。もし他にも問題があるのであれば、なにか両方の問題に共通点はないのか、共通点があるのであれば、本質はそこにあるのではないか。
そういった、本質を突き止めることが問題解決の糸口になります。
それができるかどうかは、『今』を素直にみれるかどうかです。
経験を積めば積むほど、そして成功すればするほど、素直に物事がみれなくなります。
そして人の意見を素直に聴けなくなります。
そういう方は、『自分が頑張ったから』という認識がとても強い方が多いです。
確かに、ご自身の大変な努力もあったと思います。
しかし、商売は、周りの多くの方がいるおかげで成り立っています。
当たり前のことをたくさん書きましたので、そんなことは言われなくてもわかっている、と思われる方もいると思います。
当たり前だからこそ忘れてしまっていると感じられる場面が最近多かったので書きました。
経営者が他の経営者を見ているように、社員は経営者をみています。
同じ船に乗った仲間同士、寄り添ったいい関係を築いて、成長していける環境が創れれば最高だなって思います。
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