3月も後半になりましたね。
法人を経営されている方の多くは3月決算にしていると思います。
ということは、決算対策のために何かをやるには、今月中にしなければなりません。
利益が出ている経営者さんの多くは、『なにか節税できないかな?』と考えていると思います。
節税ってなんでしょうね?
やり方はたくさんあります。
たぶん、『節税』って言われると、多くの方は『経費を増やして利益を減らすこと』と考えるのではないでしょうか。
確かに、上記の方法で税金は低くなるので、節税と言えるかもしれません。
ただし、節税する前の税金の支払以上に、節税した場合の方が、お金の出が多くなる場合があることに注意してほしいところです。
うそじゃないですよ、これ。
例えば、500万円の利益が出たとします。法人税はおよそ30%なので、この場合の税金は150万円です。
100万円経費を増やしてみましょう。利益は400万円、税金は120万円です。
税金は150万円⇒120万円で30万円減です。
しかし、お金の出は、節税前は150万円ですが、節税すると100万円+120万円で220万円です。
節税して30万円得した!と思いきや、手元からお金が70万円多くなくなっているのです。
びっくりですか?
しかし、これが事実です。
さらに、中小企業の場合、法人税率は800万円の所得であれば税率が軽減されていますので、30%もありません。
税理士に『利益いっぱい出てるから節税しましょう』と言われた場合は気を付けましょう。
保険に勧誘されます(笑)
保険も善し悪しですので、進められるがまま加入しないようにすることがベターです。
保険による節税効果はないです。
結果、形を変えて税金になります。
ということで、節税しないで税金納めた方が、会社にお金は残ります。
それでたまったお金で新たな事業展開への投資をすれば、より成長できます。
有効なお金の使い方は何か、ということを考えて決算対策をしていきましょう。
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