投資から回収を考える

投資をすることは勇気がいることです。

成長する医院の共通点は、投資をしていることです。

ただし、投資をすれば必ず成長するとは限りません。
ここが投資判断の難しいところですね。

では、投資の結果、成長している医院はなぜうまくいっているのか。

私の経験から考えると、「明確な根拠がある」ことが成長の最大の要因です。

よくある投資の思考として、(あれがほしいな)(スタッフをそろそろ増やさないと忙しそうだな)という思考です。

この思考の地点は、「今」です。
これがあったらいいな、という発想。
やや厳しい言い方をすると、付け焼刃発想です。

「明確な根拠」とは何か。

なんだと思いますか?

たしかに、(スタッフが増えれば忙しさが分散されるから人を増員しよう)という発想も、根拠があるように感じます。

しかし、忙しさの原因が人が少ないことではない可能性もあります。
業務プロセスの中に無駄があるかもしれませんし、単に作業効率の改善で対応できるかもしれません。
つまり、問題は深掘りしないと真の原因はわからない、ということです。

やや話がずれましたので戻します。

成長する医院の投資への明確な根拠とは。

「逆算」です。

医院のキャッシュフローを考えると今年は〇〇の利益が必要だ、という起点から考えていきます。

この思考の地点は、「未来」です。
どんな未来を描くのか。
その理想の未来を実現するためには何が必要なのか、という発想です。

これが、経営計画につながります。

「未来」をどこにするかもポイントです。

1年後、5年後、10年後…

5年先の未来を見据え、〇〇という投資をして自院を発展させていく。
というような未来思考をすることで、どんな投資をしてどのように回収していくのかを具体的に描いていくことが可能です。

周辺環境の変化、自院の収支の変化を具体的に描き、投資の判断をする。

ただ、何より重要なのは、情熱です。

やりきる!実現する!業界を変えていく!というような情熱がある方は、自然と未来思考になっています。

その投資判断の裏付けとして数字の意味は重要になります。

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