人材育成が思うように進まない不思議

こんにちは。伏見司です。

最近は『人材』をテーマにしたお悩みが多いです。

以前はパワハラなんて言われなかったのに、今は何を言ってもパワハラとかセクハラって言われそうで気軽に話しかけられないっていう声をよく聞きます。

また、『働き方改革』の影響で残業しない、有給休暇取得が今まで以上に進んでいくことで、上司としては仕事を頼みにくい、頼み過ぎると労基署に何か言われるのでは?という不安感があるようです。

仕事のやりがいはどこにあるのか?

社員の会社にくる目的が、『給与をもらうこと』にある場合、社員は必要以上のことをしたくない、定時で帰りたい、有給休暇は権利だからもらうのが当たり前という発想になりがちです。

採用面接の時は、やる気あるって言ってたんだけどなぁ、、なんて会社側のボヤキが聞こえてきそうですが、面接の時は誰でもやる気を見せます。採ってほしいですからね。

もし、社員の会社にくる目的が、『会社に貢献し、地域に貢献すること』にある場合、この社員はどんな働きをしてくれそうですか?

給与をもらうことが目的の社員よりも、頑張ってくれそうですか?

では、どうやってそういう頑張ってくれそうな社員を採用する、あるいは育てていきましょう?

やる気を引き出す!

採用するときに、どんな採用面接や試験をやっていますか?

どんな人なのかわかる試験をやっている会社、志望理由を聞く会社、1回だけ面接する会社、いろいろありそうです。

では、自社の目標やビジョン、ミッション、カンパニースピリッツを面接にきた人に熱く語ってますか?そのビジョンに共感し、一緒にやってくれる仲間を探していると伝えてますか?

人材育成は、形式的な研修に参加させている、自社内で勉強会をしている、マナーや電話応対も教えている、そんな感じでしょうか。

では、日常的に声をかけていますか?褒めていますか?丸投げではなく、任せて仕事をさせていますか?

日常的に声をかけている暇なんてない!って言われることがあります。確かに、複数の業務を抱えていたり、外に出たりしていると、そんな時間ないかもしれません。しかし、本当に時間ってないですか?『今日はどうだ?なにか困っていることないか?』って聞くだけでいいんです。このフレーズを言うだけなら5秒もかかりません。その後話があっても5分くらいです。相手もあなたが忙しいことはわかっています。そんな忙しい人なのに、自分のことを気にかけてくれている!という特別感が相手に精神的安心感を与えます。

たった5分です。

歴史に学ぶ

大日本帝国海軍、連合艦隊司令長官の山本五十六が遺した言葉です。

【やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。】

彼が生きた時代は、太平洋戦争時代です。

そのころの言葉ですが、今も通じるものがあるのではないでしょうか。

なかなかうまく人材育成ができてないなぁ、とお悩みで、やり方を変えていないなら、今後もうまくいかないでしょう。

山本五十六の言葉を頼りに、うまくいっていないやり方を改善することで、新たな光が見えるかもしれません。

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