経営者と雇用者
人を雇って経営するうえで避けて通れない道があります。
それは、経営者と雇用者の関係性です。ここに頭を悩ます経営者が多いです。御多分に漏れず、私も頭を悩ませている問題のひとつです。
経営者と雇用者は根本的に考え方が異なります。
経営者感覚といっても、なかなか一筋縄ではいきません。想像できても実際に経営するわけではないですからね。
ただ、そうだとしても同じ船に乗っている仲間です。
経営者が示す目標に向かい、雇用者はその目標にたどり着くように努力をするというのが組織です。
つまり、経営者が成し遂げたいビジョンを実現するために全スタッフが力を合わせていくということです。
そのためには何をする必要があるのか?ということになります。
方法は一つではない
関係性を作る方法は一つではありません。
いろんな方法があると思いますし、その人のキャラクターにあった方法が一番であると考えています。
それを踏まえたうえで、私が何をしているのか少し触れます。
私は、最初、幼稚園の先生たちの考え方を探るべく30分間の個人面談を行いました。
結果的に、何を考えているのか全くわかりませんでした。そして、話を聴きだすことさえも難しいなと思いました。
そこで面談の内容を変えました。仕事の話からプライベートな話にしたのです。
どんなものに興味があるのか、趣味はなにか、といったことを聞いていきました。すると、いろんな話をしてくれました。人によっては30分の面談時間を超過しました。
それからは挨拶にも気軽さが出てきたり、話しかけられることが増えたりしました。
もちろん、一回の面談で関係性が変化したわけではありません。日常的にコミュニケーションを多くとるように心がけてもいました。
そういった積み重ねによって、関係性の変化が生まれたのだと思います。
最終的にどんな関係性を目指すのか
スタッフとの関係性を改善する場合に、具体的にどんな状態を目指したいのかを明確にすることが大切だと感じます。
私が目指す関係性は、スタッフが「あの人が言うんだからやってみよう」と思ってくれる関係性です。
そのためにはどうすればいいか。私が今たどり着いた結論は、相手の話を聴くことです。
自分の言うことを聞かせたいなら、まずは相手の話を聴かないといけません。
人間は、頭でわかっていても受け入れたくないと思うことがあります。つまり、理屈ではわかっているけど、感情がついてこないという状態です。
逆に、ルールには反してしまうけど何とかしてあげたいと思うこともあるわけです。
やはり、感情が行動をコントロールしているのです。
だからこそ、感情をこちらにも向けさせるために何ができるかと考えながら相手と接することが大切になると考えています。
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