自分で作る計画書と、誰かに作らさせた計画書の根本的な違い

計画書ってなんですか?

計画書をどんな時に作るでしょうか?

まぁ、銀行からカネを借りるためって方がほとんどですかね。

では、その方たちに問います。

その計画書、ちゃんと使ってますか?

もし、使ってなくて、何を書いていたのかもわからないって場合、銀行への背信行為になります。

なんでって?

じゃぁ聞きますけど、銀行はなんでお金を貸してくれたんですか?

計画書の本質はなんですか?

銀行がお金を貸してくれた理由。

それは、社長が提出してくれた計画書を信用したからです。

細かく言えば、もっと理由はありますが、計画書の信用も大事な要素です。

お金を借りて事業を進めていけば、返済できるし事業もうまくいくんだよっていうことを数字で示したものが「計画書」ですからね。

それを、出した後は知りません。では背信行為も甚だしいですよね。

計画書は、あくまでも計画書なので、その通りに行けばいいですけど、その通りになんていかないです。

でもですよ。だからといって計画書なんて意味がない!ではないんですよ。

借入が決まれば、毎月の返済額が決まります。固定費(人件費や家賃、光熱費等)だって、最初から大体見当つきますよね。

そして粗利率もなんとなくわかるはずです。

だとしたら、税金払って返済してもお金が減らない最低限の売上もわかるんです。

その売上を達成しないと、お金が足りなくて倒産するんです。

そうならないようにするための最低限の売上を把握するためのものが計画書であり、また、お金を〇万円増やすためにはこれだけの売上が必要だという道標にするためのものが計画書なのです。

誰かに作らせたって無価値

計画書を誰かに作らせても、無価値です。

だって、社長、あなたの会社の計画書ですよ。

自分で決めなきゃ。

「そんなこと言っても作り方がわからない!」

そうですよね。そうだと思います。

しかし、だからといって、「作らせて」はいけません。

あくまでも自分の考えを反映させるものが計画書です。

なので、作り方がわからない場合は、顧問税理士でもいいので、社長が考えていることを伝えて、一緒に作っていくことが重要です。

税理士は「平均」が大好きですから、任せてしまうと、前年の数字をみて、特に固定費は平均の数字をバっといれて終わりです。

そんなの計画書じゃないです。

たとえ平均だとしても、何か特別かかるようなものもあるかもしれません。

たとえば、人を採用するから人件費は前年より増えることがわかっているなら、前年の平均とは違いますよね。

本気の計画書は社長主導で作ることが重要です。

税理士に「作らせた」計画書なんて、それこそ紙の無駄です。

一緒に考えてくれる人と作る

社長の考えを計画書に反映させるには、社長の考えを汲み取り、社長の考えが及ばない盲点に気づかせてくれる人と作ることが、何よりも大事です。

顧問税理士がそこまでしれくれるならいいですけど、社長の顧問税理士はどんな感じでしょうか?

社長のお困りごとを見つけて解決のきっかけをくれるような方なら、いいかもしれません。

そうでないなら、決算書を作ることが得意な税理士かもしれません。

社長の成長意欲と足並み揃えて進んでいけるパートナーがそばにいれば、税理士じゃなくても安心です。

もし、社長の成長意欲と同じくらいの感覚で話せる人が身近にいないという場合は、弊社にご連絡ください。

社長が、これが解決できれば足かせが外れてもっと動けるのにと悩んでいることがあれば、一緒に解決していきます。

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